埼玉県歯科衛生士会では、埼玉県内の地域ごと9つの支部に分かれて各種活動を行っています。

活動レポート

REPORT

令和3年度第4回第5次生涯研修会

※記事の写真をクリックで、写真が拡大されます。

投稿日 2021.08.26

日時:令和3年 8月22日(日) 13:30~15:30

会場:彩の国すこやかプラザ2F 研修室1・2・3

演題:歯科衛生士とCADCAM、歯科医療トピックと口腔ケア

講師:株式会社 ジーシー 東京支店

   歯科衛生士 蓮見 れい子 先生

   歯科技工士 大澤 紅葉  先生

受講者数:40名

TOKYOオリンピック2020が終了し、しばらくは梅雨を思わせるような天候が続きましたが日差しが戻った8月22日、新型コロナウイルス感染予防対策を行いながら第4回第5次生涯研修会が開催されました。今回は2014,2016,2020年保険収載により補綴物として取り入れられることの多くなったCADCAM冠について技工物製作の立場から歯科技工士の大澤紅葉先生より、CADCAM冠装着後の口腔ケアについて歯科衛生士の蓮見れい子先生よりご講演いただきました。金属色ではなく「白い歯」を望む患者さんが多くなった昨今、保険治療で「白い歯」として脚光を浴びるCADCAM冠。大澤先生よりその名称がCAD=Computer-Aided Design(コンピュータ設計支援ツール)、CAM=Computer-Aided Manufacturing(コンピュータ支援製造ツール)であるという基本的な事柄、CADCAM自体は自動車・航空・宇宙産業、一般機械・土木・建築・アパレル産業で広く利用され、さらには歯科用CADCAMとして(冠だけでなく義歯を含む)とりいれられたこと、その設計製作過程について具体的にお話を伺いました。使用される機器、ソフトの開発、口腔内スキャナー、3Dプリンターの発展により今後私たち歯科衛生士も手練りの印象からスキャナーを持つ日が近い将来やってくるということでした。続いて蓮見先生より口腔ケアの観点から患者さんの口腔ケアへのモチベーションを上げるためのツールとして用いる歯垢染色剤、フッ素入り歯面研磨ペースト、口腔リスクをカバーする薬用歯みがきジェル、歯間ブラシ・ペリオブラシのご紹介、その特徴と使用方法をお話しいただきました。普段診療室で実際に使用し感じている疑問にも両先生よりお答えいただき有意義な時間を過ごすことができました。


この記事を書いた支部

埼玉県歯科衛生士会