埼玉県歯科衛生士会では、埼玉県内の地域ごと9つの支部に分かれて各種活動を行っています。

活動レポート

REPORT

令和8年度第1回第5次生涯研修会

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投稿日 2026.05.11

日時:令和8年4月19日(日)
会場:彩の国すこやかプラザ 2F 研修室1、2、3
受講者:61名

講演I「ガムとキシリトールを活用した口腔へのアプローチ
    〜ロッテの「噛むこと」取り組み〜」
講師:(株)ロッテ広報部 噛むことPR課課長
      博士(学術) 健康咀嚼指導士
      坂ノ下典正 先生


講演II 「歯科衛生士による口腔機能に関する実地指導」
講師: 明海大学社会健康科学講座 歯学部スポーツ歯学 スポーツ歯学分野
      講師 田邊 元 先生

はじめに、坂ノ下先生により、ロッテ「噛むこと」に関する取り組みについてご講演いただきました。噛むことは、小児では口腔機能の発達や栄養の摂取、高齢者では、口腔機能の維持、フレイル予防に重要な役割を持っている事は、広く知れ渡ってきました。そして、美容にも良いことも・・・
どのようにしてガムとキシリトールを活用し、普及、啓発を行っているか、咀嚼ガムの仕組みなど、興味深く拝聴しました。
参加者の大半が咀嚼チェックガムを存じており、実際研修中に噛んで判定を行いました。
なぜ色が変わるのだろうか?その答えがサイト「噛むこと研究室」に!! 歯科衛生士に限らず万人にわかりやすく載っています。人生100年時代を噛むことで健康に!ぜひアプリも活用して健康づくりの一助となればと、おっしゃっていました。

次に、田邊先生のご講演、歯科衛生士による口腔機能に関する実地指導を、取り組み始めるためにはどのような基本情報が必要かを明瞭にご教示くださいました。
歯科衛生士の3大業務は、診療補助、予防処置、保健指導、近年は、口腔機能をサポートする動きとして、口腔の管理である、機能訓練が4つ目の業務として加わっています。
機能訓練実地指導、指導の対象はだれ?
歯科医師の指示のもと口腔機能の発達不全を有する患者(小児)口腔機能の低下を有する患者(高齢者)に対して行うものであること、実地指導の算定方法、それにまつわる実務、実際の評価の仕方について、基礎がいかに大切なのかを再認識しました。その中で、歯科衛生士に必要な心構えとし、お話しくださった「観察に始まり観察に終わる」「よく看て些細な機能低下も見逃さない、継続と記録と感知が重要になる」や、ドイツ人哲学者カントの思想から引用された「実践なき理論は、空虚であり、理論なき実践は無謀である」など、重みのある言葉に深く感銘を受けました。


この記事を書いた支部

埼玉県歯科衛生士会